小さい頃の好きな絵本を語るべきだろうか
ここであえて最近好きになって、それこそ小さい頃のように何回も何回も読んでいる絵本がありまして
ヒグチユウコ著 「GUSTAVE ギュスターヴくん」
という絵本です。
初めてPCで画像張ったけどでかいな
絵本好きの母が、ヒグチユウコさんの絵本展に行きたいといったので、はるばる県をまたいで向かった先で出会った彼、ギュスターヴ君ですが、惹かれたきっかけは不純にも画像にもついているこの帯の一言
「きみは ネコなの? ヘビなの? タコなの?」
今まで読んできた絵本には感じることのできない詰め寄り方と、的を射た突っ込み
まるで漫才のツッコミなんじゃないかと、絵本なんて買ったこともなかったのですが、思わず購入しました
内容は、このへんてこな生き物ギュスターヴくん(くん付けで呼ぶことにこだわりがあります)と、相方のワニくんとの会話劇、と思いきやそうではないのです
我々はこの絵本のページを2枚めくると、ギュスターヴくんの作り出す混沌を、ワニくんと一緒にドン引きしながら呆然と眺めることしかできないのです
ギュスターヴくんは、ワニくんとの会話もそこそこに、読んでいた本をフリフリ・・・
自分が書いたのだというその本の混沌とした中身は次々と本を飛び出し、我々とワニくんの目前に飛び出してくるのです
もう、なにがなにやら
美しいヒグチユウコさんのイラストが、さらに濃ゆく濃ゆく表現してくれる「ギュスターヴくん」という『混沌』と、癖になるワニくんの傍観者感。
興味を持った方はぜひ、書店等で手に取っていただきたい
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